アクティブ・タイム・バトル
アクティブタイムバトルシステム(略称・通称:ATB、英字Active Time Battleの略)は、コンピュータRPGにおいてコマンド入力までの待機時間と、入力後の待機時間が存在する戦闘システムのこと。ファイナルファンタジーシリーズ(以下、FFシリーズ)などで採用されている戦闘システムである。
一つは全体的なターン制の廃止。
従来の戦闘システムは基本的にターン制になっているので、まずプレイヤーは全員の1ターン分の行動をあらかじめ入力してから戦闘を行うという形だった。なのでコマンドを入力し終わるとするとあとはそのターンが終るまで全員の行動を見守るしかないので、戦闘の経過を見なくても1ターン終了時の結果だけ見ても十分に戦闘が成立するようになっている。
しかし『アクティブ・タイム・バトル』では、全員のコマンドをひとまとめにして入力するのではなく、行動可能なキャラから順番に行動していくという形を取っているのが従来の戦闘とは違う、最大の特徴である。
言ってしまえば全員が自分だけのターンというモノを持っていて、そのキャラが行動可能になれば即座にコマンドを選択できるという、いわゆるキャラごとに行動できる頻度が違っているという事。
コマンド選択のタイミングがキャラごとにバラバラなので、ターン制のようにそのターン終了時の結果だけ見て次のコマンドを選択するというわけにはいかず、戦闘中は常に目が離せない、緊張感あふれる展開になる。
またキャラごとに行動出来る早さが違うので、素早いキャラなどは、相手が一回攻撃してくる間に2回の攻撃を繰り出す事も可能だったりする。
もう一つの特徴は、時間の概念が導入されているという事。
どういう事かというと、従来のコマンド選択式のRPGの戦闘シーンでは、プレイヤーのコマンド選択が終わるまでは戦闘が始まらず、その間はじっくりと戦い方を考える事が出来たのだが、『アクティブ・タイム・バトル』ではプレイヤーがコマンドを選択している間にも戦闘は進行していて、コマンド選択に時間を取られるとその分行動が遅れてしまうのである。
なのでいかに早く、的確に行動を選択するかという必要があり、従来のじっくり考えるコマンド選択式の戦闘に比べて、非常に展開が緊張感あふれるものになり、またスピーディーになった。
またキャラごとに違ったタイミングで行動が出来るので、ターン制よりも回復魔法や攻撃のタイミングが割と取りやすい。
以上に上げたのが、『アクティブ・タイム・バトル』の大まかな概要である。
もちろんゲームによって詳細は違ってくるが、基本的に上げた形を踏襲している。
ちなみにこの『アクティブ・タイム・バトル』は『ファイナルファンタジーⅣ』から採用されて一躍有名になったシステムだが、実はそれ以前からパソコンのRPGなどでは同様のシステムを採用していたものである。
しかし、やはり知名度の高い『ファイナルファンタジーⅣ』が、こういったリアルタイム制の戦闘システムをもっとも一般的に広めたソフトだといえるだろう。
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